簿記2級の通信受講者のモチベーションを落とさないための新制度(その1)

通信講座が通学講座と異なる点は多々あるのですが……その違いの中には、通信講座の弱点だと広く世間で受け取られてしまっている点があります。

通信講座の場合、簿記の受講者と開講元の間に距離があります。このため、受講者がモチベーションを見失い、どんどん怠惰になってしまっても、それを確認するすべはありません。

これについては、通信講座の弱点だと名指しされても、正面からの反論は難しいところ。

しかし通信講座各社もその点を何とかカバーするために、手を講じてきました。モチベーションを維持・向上させるために以下のような制度を見直しているのです。

・チューター制度、またはそれに代わる制度の導入

今では、小中学生が通う学習塾にさえ、チューターがいる時代。チューターは現在の教育事業界では、とてもなじみ深い存在となっています。

※学習塾や予備校の場合は、そこの出身者を雇う制度を取り入れているところはとりわけ人気を集めていますね。つい数年前に、そこの教育を受けて志望校の合格を果たした元生徒から、アドバイスや激励の言葉を直接もらえますから、とても理にかなっています。

通信の場合、当然チューターと面会することはできません。ですからチューターのような、受講生の世話を焼いてくれるような人はいないものと思われています。

しかし一部の通信では、チューター制度を導入しています。通信の場合は基本的に、直接会うことは無理ですが……そのた目に以下のような新制度を考案しているようです。

1.キャンパス・教室の設置

簿記通信講座はキャンパスを持たないのが当たり前。しかし、交通の便が良いところに1~2ヶ所くらいの教室を設けて、そこでチューターを配置させるという試みが進められています。アクセスできる受講者は限られますが、確かに直接会ってアドバイスや励ましを受けられるのは大きな強みでしょう。モチベーションの維持や回復という意味では、実際に高い効果が出ているようです。

2.チャットのようなオンラインシステムを通したチューター制度

今は通信手段が発達しています。

特にネットメディアの発達は、この点で通信講座の発行元と一般の簿記受講生の距離を一気に近づけてくれました。チャットやスカイプ等のオンライン通信システムを上手に使うことで、受講生がチューター(チューターという名前ではないことも多いようですが!)と直接会話して、いろいろなことを相談したり励ましてもらったりすることが可能となったのです。

Webカメラ等をセッティングすることで、お互いの顔を見ながらの会話も不可能ではない時代ならではの、斬新な取り組みと評価できます。

・質問を受け付ける制度の改善

質問の受付サービスも着々と発展しています。今までは、簿記の講師に直接質問できない点も通信講座の顕著な弱みでした。

しかし、電話やFAX、郵送やメール等で質問を後半に受け付けて、解答を迅速に返す工夫が年々目立っています。

・講師と受講生の、オンラインにおける交流

簿記の講師が直接ブログやメールマガジン等を通して受講生のモチベーションを刺激するというサービスもさかんになっています。

※その中には、受講生専用のサイト内に講師ないしチューター役のスタッフが登場して、質問に答えたりアドバイスを提供したり~といったサービスも行われている模様です。