簿記2級に合格後、1級は受ける? 受けない?

日商簿記2級試験に晴れて合格したら、このスキルを目指した際の目的の大半が達成されたといってよいでしょう。就職や昇進、さらに勤め先の経営の改善といった目的に向かって直進あるのみではないでしょうか。

ところで、「簿記2級」というからには当然ながら「簿記1級」もありますね。

2級をクリアしたら1級を受ける、という発想をする人も当然いるわけです。

もっとも、1級を受けることまですすめる人は世の中では多数派ではありません。

それはどうしてでしょうか? 

・難易度がさらに上がってしまう

・それに伴い、取得にかかる勉強時間や費用も増してしまう

・経理部門への就職等に関して、簿記2級と比べてPR度がそんなに変わるわけではない

 (もちろん1級のほうがだいぶ上ですが、苦労して1級を取得しないと

 就職できないわけでもありません)

・「税理士試験の受験資格がほしい」「会計関係の仕事に就きたい」といった特別なケースを除いたら、結果的にあまりメリットが見えてこない

……といった事情が出てきます。

特に、大卒でない人が税理士試験にチャレンジしたい場合は、日商簿記1級資格がその受験資格となるためおすすめですね。

もっともそれ以外であれば、無理して1級にこだわる必要は少ないでしょう。

それでも1級まで簿記を究めれば、原価計算について相当に深い理解をすることができますし、その方面でがんばっていきたい場合にはとてもおすすめできます。

もっともその場合でも、まずは簿記2級に受かって就職を決めることが先決でしょうし、そのあとで検討しても遅くはないでしょう。